2009年 04月 11日
汚れきった 福山市政をクリーンに! |
羽田市長は、圃場(ほじょう)整備事業を組織的に悪用し、私有地を無料で整備した。市民にわからないように、また市役所内部でもわからないように、5年前からこっそりと工事を続行してきた。(芦田町13カ所)この5年間で推定20億円という巨額の公金が不公平に、不正に使われた。
すべてタダ。受益者(土地所有者)は1円も払っていない。
「平等の原則」からいうと、市民はだれでも、持っている遊休地、荒れ地を整備してもらえるということになる。また、土地がない人は少なくとも140万円の税金還付をうける権利があると解釈できる。
福山市職員2名、虚偽公文書偽造で書類送検
これらのことが発覚、ことし(2009年)3月13日、福山市職員2人が「虚偽公文書偽造」で書類送検された。芦田町の圃場(ほじょう=田畑)整備事業において虚偽の公文書を偽造し、違法工事をおこなった疑い。福山地検は起訴にむけて捜査中である。
農地と詐称して宅地を造成!
送検内容は、「圃場整備事業をする」という名目で事実上の「宅地造成」をおこなったというもの。
圃場整備とは、農業効率をあげるため、1区画2000平方メートルほどの大規模な区画整理をおこなうのが普通だ。しかし、実際におこなわれた工事は1区画が100坪程度で、農地ではなく事実上「宅地」が造成されている。
しかも無料で造成された!
しかも、圃場整備事業は受益者(土地所有者)の2割負担なのだが、なんと無料となっている。ここにも詐欺的カラクリがあった。(詳しくは末尾) また、この区画には、もともと農地ではなく、すでに家が建っていたり、資材置き場となっていたものもあった。
また、区画によっては、事業を完了した後「後申請」するという悪質なやり口も発覚している。
※補足・圃場整備事業とは?
「ほ場整備事業」と書かれることの方が多い。簡単にいえば、ほ場(田畑)の一枚一枚に用水路、排水路、農道を配置し、区画を大きく整形することで効率的な農作業と生産性の高いほ場を造成する事業。
下の写真のように100m×100mの大区画ほ場となったり、水路や「農道」が整備されて、とても耕作しやすい田んぼとなる。(県中農林事務所整備部のHPより)
しかしながら福山市の場合は
虚偽申請された区画は芦田町の13カ所にのぼるが、これらは農業の効率をあげるという本来の目的から大きくはずれている。
この事業は国や県が市町村に補助しておこなうのが通例だが、福山市は県補助金を全くうけていない。また、区画には「農道」が整備されるが、福山市の場合なぜか「市道」がついている。
無料で宅地造成?
すでにのべたように、この事業は受益者負担ということで、土地所有者には2割の負担金が求められるが、福山市の場合は全額無料となっている。
できあがっているのは、大規模・効率的な農地というより、「宅地」といったもの。これが無料で整備されているということは何を意味するのか?ここに福山市政の「闇」がひそんでいる。
無料のカラクリ
大規模共同農場(圃場整備された農場)には共用の道路がいるが、国や県がおこなう公共事業としての圃場整備は、農家が道路用地を無料で提供する。また受益者として全工事費の2割を負担する。
ところが福山市の場合、市が道路用地を高い値段で買い上げる。その価格はおどろくことに一般相場の3〜4倍になっている。
このお金が事業主体の「福山土地改良区」へ流され、プールされる。このお金で土地整備をおこなうのだが、これだけではない。農地なのに立派に舗装された市道がつく。これらの測量・設計・工事費はすべて税金でまかなわれた。
こうしてすべてがタダになっている。
このような例は全国にない。羽田市長は上記土地改良区の理事長でもある。羽田市長は「圃場整備事業を悪用し」組織的に公金を不正、不公平に使った。
市政への抗議は
市長へのメール
koho@city.fukuyama.hiroshima.jp
土木管理課
doboku-kanri@city.fukuyama.hiroshima.jp
北部建設産業課
hokubu-kensetsu-sangyou@city.fukuyama.hiroshima.jp
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by fukuyama-shisei
| 2009-04-11 16:03